ベースボールトレーナー
当院では、野球に特化したコンディショニング指導をしております。
私自身、小学校3年生から高校まで、下手ながらも、野球を続けてまいりました。
トレーナーとして活動していた時期は主に、大学野球、高校野球のチームのコンディショニング。個人でプロ野球、メジャーリーグの選手のコンディショニングを担当してきました。
身近で、一流アスリートのプレーを見たり、トレーニングの考えや、どの様な身体感覚でプレーをしているかなどを、学んできました。本物のアスリートの身体の凄さを身に染みて実感しました。
もちろん、科学的な根拠を元にした理にかなった動作なども勉強し、自分で実践して自分なりの理論を作ってきました。
当院での指導方針は各年代ごとに指導の方法は変わりますが、共通して言えることは、良いパフォーマンスを発揮するためのコンディショニング作りを大事にします。
コンディショニングを構成するものとして
- 技術面
- 身体面
- 栄養面
- 精神面
上記のものがあげられます。
野球においては、技術面の習得に非常に時間を割いてしまいます。
投げる・捕る・打つ・走るといった、1つ1つの動き・フォームを身につけていき、実践では、1つのプレーでグラウンド内の9人が、それぞれ別々の役割で動く事を理解し、実際に動けるようになり、さらに、複雑なルールを理解していかなければなりません。
小学校低学年がこれらを理解するのは、難しいですが、何度でも何度でも、教えていく、そして練習していく事が大事です。
プロ野球の選手だって基本的な技術練習を反復しています。
プロだからといって基本的な練習はしないわけではありません。むしろ、基本を徹底的に行う選手も多いです。
とにかく投げる・捕る・打つ・走るを正しいフォームで徹底して繰り返し練習する事です。
身体面においては、身体を強くする事、身体を柔らかくする事、身体をケアする事です。
トレーニングやウォーミングアップ、クールダウン。特に、障害予防の為にはクールダウンの重要性を理解してもらいたいです。
トレーニングは技術練習をする為の練習という位置づけに考えるのではなく、実際の技術に結びつけるように考えながら行う事が大切です。
それと、現代の子供達は、身体面で姿勢の悪さが、かなり気になりますね。
当院でも、イスに座った時、立った時の姿勢が悪い子供が多いですね。
子供に限らず、大人もそうですが、やはりスマホや携帯ゲーム機の影響でしょう。
日常生活での意識も変えなくてはいけませんね。
栄養面においては、各家庭で栄養バランスのとれた食事を心がけてもらえばいいでしょう。
身体を動かした後の栄養補給は、身体の成長と共に疲労の回復を促す大切な要素です。
栄養と休息も、立派なコンディショニングの1つですから、できるだけ、バランス良く取るようにしましょう。
精神面では、試合でいつも通りにプレーできるような、こころの強さを養う事です。
普段の練習から、試合でおこりうるプレーを想定しながら行う。
ボールを捕る時は、いつもきれいな形で捕れる訳ではないし、崩された状態で打たなくてはならない、崩れた態勢から投げなくてはならない。そういった状況でも対応できる様に、普段から、そういったプレーをしておく事で試合でいざ起きた時に慌てる事なくリラックスしてプレーできるようになります。
時には根性も必要になりますが、こういった、科学的な理論に基づいた練習の方がキツイ事もあります。
当院で行っている指導では、科学的に理にかなった投球フォーム、バッティングフォーム、捕球姿勢を身につけるトレーニングは、かなりキツイです。
もちろん、個人個人の筋力や柔軟性や技術によって、段階をおってやっていきます。
当院は接骨院ですので、まずは、怪我をしないフォームをみにつけてもらう事を勧めます。
どんなに、速い球を投げても、ケガをして投げられなければ、なんの意味もありませんから。
野球は、速いボールを投げた方が勝ち‼
ボールを遠くに飛ばせば勝ち‼
ダイヤモンドを誰よりも速く走れば勝ち‼
といったスポーツではありません。
まずは、怪我をしない身体と技術を身につけましょう。