キネシオロジーテープ
当院ではキネシオロジーテープを使用しています。
キネシオロジーテープとは
固定せず、筋肉の動きをサポートする伸びるテープ!
キネシオロジーテープとは
患部の治癒を助けるツールの一つ。
筋肉と同じくらいの伸縮率を有する粘着テープを、伸びすぎた、もしくは収縮しすぎた筋肉に沿って貼ります。
従来のスポーツテーピングと異なり、患部を固定することには向いていません。
人間の体の動きを研究する学問を「キネシオロジー (kinesiology:人体運動機能学)」といい、由来はここにあります。
1980年、ドクター・オブ・カイロプラクティックである加瀬建造D.Cにより日本で開発され、その後、全世界に普及しています。
キネシオロジーテープを用いて筋肉の伸びを制限することで、痛みの緩和、怪我の予防をはかったり、使用方法によっては疲労の回復も期待できます。
直接肌に貼るため、かぶれ防止の目的から伸縮性ある布に粘着加工を施す際に直線状もしくはウェーブ状のスリット(通気孔)を入れた製品が多くみられます。
手首・足首などに用いる2.5cm/3.8cm幅、主に膝や腰などに用いる5.0cm/7.5cm幅のキネシオロジーテープがあります。開発当初は目立たない皮膚色が主に使われていましたが、最近ではスポーツ選手がチームカラーに合わせた「カラーキネシオロジーテープ」を使用することもあります。
キネシオロジーテープを貼る理由
ケガの予防
スポーツによって、ケガの起こりやすい部位が異なります。筋肉や関節をテーピングで補強し、ケガの発生を防ぎます。
ケガの再発防止・不安の解消
一度ケガをした部位は、再発する可能性が高くなります。テーピングはこうした部位を補強、安定させます。ケガの不安、恐怖心を解消させる効果も期待できます。
パフォーマンスアップ
筋肉のブレを抑制し、バランスを整えることで、本来持っている力を十分発揮することができます。
キネシオロジーテープの効果
筋肉の機能を正しく戻す
異常に緊張している(硬結している)筋肉を元の状態に戻したり、弱っている筋肉を補強する効果があります。筋肉疲労、足のけいれんなどにも有効です。
血液・リンパ液の循環を良くする
キネシオロジーテーピングを行い、筋肉を動かすことによって局所にたまっている組織液や内出血を早く取り除くことができます。
関節のズレを補正する
筋の異常な緊張により関節を構成する骨を引っ張ってしまい、関節がズレてしまう場合、キネシオロジーテーピングによって筋膜・筋肉の働きを正常化させます。
鎮痛効果
痛みのある部位にキネシオロジーテーピングを施すことで、神経学的に痛みを消す効果があります。血液・リンパ液の循環が良化した結果、痛みがやわらぐ場合もあります。