障害予防の為のトレーナー活動
トレーナーの本来の存在意義はケガをした選手の治療ではありません。
メディカルトレーナーという存在がある昨今では専門職として、治療にあたるトレーナーもいますが…。
トレーナー本来の役割はトレーナーがいなくても指導者やトレーナーの考え、トレーニングの意義やケアの重要性を選手が理解し、自主的に実践できるようにすることだと私は考えています。
選手やチームの利益になる事は、選手が怪我をしない事・コンディションが良好であることが一番です。その為にも、選手自身の自主的な自己管理がとても大切になります。
私自身が今まで見てきた中で、選手の年齢によって理解度が違うので一概には言えないのですが、トレーニングやセルフケア・コンディショニングが障害予防に繋がっていく事について、説明をしてもその重要性について、あまり関心が無いのか、それともただ面倒くさいのか、私自身の説明が至らないのか…実践できていない選手が多かったように思います。
この点については、どんなに嫌われてでも口酸っぱく、実践させればいいのですが、24時間選手と一緒にいるわけではないので、選手自身が自分の身体についてもっと関心を持って、自主的にやらなくてはなりません。
小学校低学年にこれを言っても難しいとは思いますが、小学校高学年・中学生にもなれば、スポーツをやっていくうえで
自己管理については、少しずつ意識してもらいたいものです。
当院でも、中学生が多く来院していますので、事あるごとに、セルフケアの重要性を話してはいますが…。
分かってくれていればいいのですがなかなか実践するには難しいようです。
それでも、口酸っぱく言い続けるしかありませんね。